理事長あいさつ

特定非営利活動法人
日本家族問題相談連盟の活動について

2017年度離婚件数 約212,000件 (厚生労働省)

何と、結婚している3組に1組が、離婚をする時代です。
離婚相談に関わる日々で「ちょっと待って!その離婚」と言いたくなるケースが後を絶ちません。
 
自分の結婚生活を、修復の努力もしないで、相手が変わらないからとすぐ諦めて、パートナーと離婚する人が増えているように思えます。

その一方で、既に夫婦関係は破綻してしまっているにも関わらず、子供のためだとか経済力がないという理由から、我慢に我慢を重ねて結婚生活を続けている方もいまだに多いのが現実です。
 
特に、DV(ドメスティック・バイオレンス)や配偶者による多額の借金問題、度重なる浮気といった、生命や健全な生活をおびやかすような深刻な問題を抱えつつ、そこから脱却する術を知らずに苦しみ続けている人も数多くいます。
私どもは、そんな人たちを一刻も早く辛い毎日から救いたい!と心から考えています。
 
また、ほんのちょっとした感情の行き違いや考え方のズレ。
 

そんな夫婦の間の小さなほころびは、小さいうちに直しておけば何でもなかったのに、放っておいたために気づいたら大きくなって、修復不可能となってしまう、ということがあります。
 
このように大きくなってしまう前に、冷静な第三者である私どもが間に入り、成功事例を基にしたアドバイスや気づきを促すことで修復が十分に可能となる、そんな成功例が度々あります。

いつも傷つけあうばかりで関係の修復は不可能であり、別れた方がお互いのため、というカップルも中にはいます。
いつまでもお互いを認めあえず否定しあう不幸な関係を続けているより、次の人生へ進む勇気を持ち行動することが必要なときもあるのです。
夫婦間で言い合いを続けても、お互いどころか子どもや両親も辛いばかり。
こんな堂々巡りの夫婦間を調整し、どんな結論であれ、その夫婦にとってよりよい方向へと収束させる役割を担うこともあります。
 
私どもは、家族・夫婦問題、特に離婚問題の専門家集団として、数え切れないほどの問題を解決に導いてきた経験から得た様々なノウハウによって、相談者にとって最も適した有益な情報を提供し、問題解決への最良の方法を導き出し、更に精神面のサポート、心の支えとなり得ることができるのです。
 
最後に、私どもの信念として、これだけは言っておきたいのですが、「離婚しないに越したことはない!」ということです。
離婚カウンセラーというと、すぐ「離婚をさせる」と捉えられがちです。
しかし、実はそうではないのです。
 
私どもは、相談者が抱えている様々な問題を、「離婚」以外の方法で解決することができるならば、それが一番良いと考えています。
たとえ離婚になることがあっても、その別れ方がお互いの人生のプラスになる形が望ましいと思います。